<黒澤明記念館>建設資金調達の報告 財団がキャンセル(毎日新聞)

 佐賀県伊万里市に「黒澤明記念館」の建設を計画している黒澤明文化振興財団が、約4億円の寄付金を決算報告書に記載していないなどのずさん運営が指摘されている問題で、09年12月に記念館建設資金の調達状況について市が再度求めた説明を財団側がキャンセルし、そのままとなっていることが分かった。市は1日、財団の黒澤久雄理事長にあてて、資金調達の現状報告と寄付金問題の説明をするよう文書で求めた。

 塚部芳和市長が同日の定例会見で明らかにした。市によると、財団の田畑稔常務理事は寄付金について09年12月1日、市や市議会に「凍結(保管)している」と説明し、その席で同18日にはさらに詳しい説明をする約束をしていたという。

 しかし、同財団の田畑常務理事から「パリでの企画が延びて行けなくなった」と連絡があり、説明はキャンセルされた。その後、連絡を取ったが多忙を理由に日程が決まらず、寄付金の不明朗な取り扱いも表面化した。

 塚部市長は財団側から建設資金の調達状況や寄付金の明朗化などを聞き取って建設の是非を判断する方針。寄付金について「保管されていなければ背信行為。建設されないなら返還すべきだ」と述べた。

 同記念館は建設費約19億円を寄付金で賄い、黒澤明生誕100周年の10年に完成する予定という。市は記念館設立に絡む権利購入や土地造成などで約3億5100万円を支出している。【原田哲郎】

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